除細動時の抗凝固療法
✅除細動時の抗凝固療法
・除細動による血栓塞栓リスクは1−5%程度(除細動後10日以内の発症が大半)。
・除細動の3週間前および除細動後4週間ワルファリン療法を行うことで血栓症リスクを抑えられる。48時間以上持続する心房細動化持続期間不明の心房細動において除細動を考えるときにこの方法を考える(ワルファリンの場合はINRが至適値になってから3週間)。
・48時間未満の心房細動でも左房内血栓や塞栓症が生じることが報告されており、脳梗塞リスクが極めて高い症例では除細動前に経食道心エコーを行う。
・またAfによって循環動態が崩れているときは3週間以上の抗凝固が導入されていなくてもただちに除細動を行う(ヘパリン静脈注射後(2000〜5000単位)。