つねぴーblog@内科専攻医

アウトプットが趣味です。医学以外の事も投稿するやもしれません。名前は紆余曲折を経てつねぴーblogに戻りました

輸液にまつわる記事

<救急外来>

◯救急外来でまず何の輸液を選択するか

 

◯生理食塩水大量輸液がしにくい理由

Cl-が多く含まれる生理食塩水を大量に投与すると血液中のHCO3-濃度が低下することにより血液は酸性に傾いてしまう(希釈性アシドーシス=高Cl性アシドーシス)。HCO3-を含んでいる乳酸リンゲル液や酢酸リンゲル液ではそれを予防できる。

◯1号液(開始液)と3号液(維持液)の違い 

 

◯乳酸リンゲル液と酢酸リンゲル液の違い

 

 <病棟>

 ◯1日に必要な輸液量(水分量)の考え方

 

◯一日にどれだけのNa(mEq)を入れるべきか

最低1mEq/kg/dayは必要。高血圧患者には2mEq/kg/dayを超えないようにする。

体重50kgの人であればNaは一日70〜100mEq程度投与。

塩分換算で塩分6g=Na100mEqである。

これらの数字を覚えておくと仕事が捗る。

 

◯1日にどれだけのK(mEq)を入れるべきか

一日に必要なカリウムは20〜40mEq/day(体重あたり0.5kg/day程度と覚えておく)

◯入院患者に漫然と維持液を投与してはならない理由 

 

◯栄養障害患者に最初から高エネルギーを投与してはいけない理由

長期絶食患者に最初から高エネルギーを投与するとrefeeding syndromeの危険が。

<栄養>

◯一日にブドウ糖はどの程度必要か

低血糖にさえなってなければ大丈夫という考えはやめましょう。

2g/kg/dayの糖質投与で糖新生抑制(=筋肉の崩壊抑制)が期待できる。

体重50kgあたり100〜150g程度のブドウ糖は必要。

 

◯ビーフリード(アミノ酸)は入院何日目から入れるか?

敗血症など高度侵襲の状況下であれば筋肉蛋白の崩壊が亢進していてアミノ酸を投与してもタンパク合成に用いられずあまり意味がないとの意見もあるが、入院後少量から投与開始して徐々にアップ(1週間後には20kcal/dayを目標に)していく。維持液に比べて静脈炎を起こしやすいのでそこは注意。

 

◯ビーフリードにイントラリポスを入れると静脈炎予防になる話

ビーフリードの浸透圧比は3、イントラリポスは1。合わせると浸透圧比率が低くなって静脈炎予防になるので有用。

 

◯イントラリポスを投与するべき理由

日本ではだいぶ毛嫌いされている脂肪製剤であるが、1gあたり9kcal入っていて末梢静脈栄養の時はかなり有用なエネルギー源。また、2週間脂肪を投与しないと必須脂肪酸欠乏に陥る。

 

随時更新中…。