つねぴーblog@内科専攻医

アウトプットが趣味です。医学以外の事も投稿するやもしれません。名前は紆余曲折を経てつねぴーblogに戻りました

血液ガスTIPS

【酸塩基平衡にまつわる話】

◯代謝性アシドーシスの鑑別

AG上昇型:乳酸アシドーシス、ケトアシドーシス(糖尿病性、アルコール性、飢餓)、腎不全(尿毒症)、中毒

*乳酸アシドーシスの原因:循環不全、筋肉の過剰運動、糖尿病性ケトアシドーシスなど

AG正常型:下痢、生理食塩水の大量投与、アセタゾラミド投与、尿細管障害、腎不全の初期・薬剤(スピロノラクトン、ST合剤、ACE-I、ARB、NSAIDsなど)

◯代謝性アルカローシスの鑑別

嘔吐(またはNGチューブ) 、利尿薬(ループ利尿薬、チアジド)、高CO2血症の急激な補正(by人工呼吸器) 、低カリウム血症 、低マグネシウム血症 、高カルシウム血症など

◯嘔吐でアルカローシス、下痢でアシドーシスになる理由

 

◯呼吸性アシドーシスの鑑別

意識障害など呼吸中枢の抑制、気管支喘息など気管支閉塞、ARDS、高度な肥満など

◯呼吸性アルカローシスの鑑別 

低酸素血症(呼吸数増加によってO2を高めようとしてCO2低下)、敗血症( 乳酸アシドーシスの代償として),肺塞栓(見逃してはならない)、過換気症候群(精神的なストレス)や疼痛 など

◯アシドーシスやアルカローシスの代償の目安 

『良いよな石風呂』おすすめな代償計算式の覚え方。

◯アニオンギャップを計算する意義 

アニオンギャップを計算することで代謝性アシドーシスの原因を絞れることができる。更には、AGが開大してたら確実に代謝性アシドーシスが存在するので隠れた代謝性アシドーシスの発見に有用

◯低アルブミンでアニオンギャップ補正する理由 

低アルブミン血症ではAG補正が必要。補正AG=AG+(4-Alb)。

◯補正HCO3-の計算法とその意義

AG開大代謝性アシドーシスでは他の酸塩基平衡異常がないか必ず確認する。AG上昇分をHCO3-に加えて補正HCO3-を算出する。補正HCO3-が26以上なら代謝性アルカローシスの合併。補正HCO3-が22以下ならAG正常型代謝性アシドーシスの合併。

◯血ガスでアルカレミアでHCO3-もCO2もアルカリの場合の解釈

どちらが主体の酸塩基平衡障害なのかは、基準値からの変化率で計算できる。

◯AG上昇性代謝性アシドーシスの原因が乳酸だけかそれ以外にもあるのか調べる方法

乳酸は9.01mg/dl1mmol/L=1mEq/Lと換算できる。乳酸値の値だけでAG上昇(mEq/L)分の数値と合うかどうか計算してみる。

 ◯複数の酸塩基平衡のある血液ガスの解釈

 いくつかの例題です。

 

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◯血液ガス表記の読み方

SpO2やPaCO2、FiO2などの略語はどのような意味になるのか解説してます。

◯酸素投与中のPaO2の解釈

 酸素投与中に血液ガスを取った時、PaO2の値はどう解釈すればいよいのか。PF比という考え方の説明。

◯動脈血液ガスで酸塩基平衡の評価方法

ステップ1:pH7.4以下でアシドーシス、pH7.4以上でアルカローシス

ステップ2:CO2とHCO3で代謝性か呼吸性かを判断。

ステップ3:代償性変化のうむを確認。矛盾してれば混合性を考慮。

◯CO2が酸でHCO3-がアルカリである理由 

(ヘンダーソンの式についても)

◯PaCO2上昇の意味するもの

(血ガスでは呼吸の評価をPaCO2とPaO2から判断する)

◯アシデミアとアシドーシスの違い 

◯動脈血ガスでpH7.4前後の時の解釈 

 

◯A-aDO2開大の原因と計算式 

(AaDO2はPaO2とPaCO2から計算できる。AaDO2を測るとどんな良いことが?)

◯A-aDO2の基準値は加齢とともに上がるという話 

(若年者では5−15が基準値であるが…)

◯静脈血液ガスは有用か? 

(pH,HCO3-は相関する。CO2は静脈ガスで基準値内であれば動脈血液ガスでも基準値内。PO2はあてにならない)

◯低酸素症と低酸素血症の違い

血液中の酸素不足が低酸素血症、末梢組織に酸素が無いのが低酸素症。低酸素症の方が危険

◯Base Excessとは何か