貧血の診断フローチャート
貧血をみたら何をチェックしたら良いのか
腎性貧血ガイドライン2015にわかりやすいフローチャートがありましたのでご紹介。
<参考> 貧血の鑑別診断に有用な検査項目
・血算(白血球数,白血球像,Hb,MCV,網赤血球数,血小板数)
異常血球判定のため,白血球像は器械による自動判定ではなく,検査技師による目視検査が必要
・鉄代謝指標(血清鉄,UIBC,血清フェリチン値,トランスフェリン飽和度) 血清フェリチン低値の場合は,絶対的鉄欠乏と診断できる.
・便潜血
・一般生化学検査(BUN,クレアチニン,LDH,ビリルビン,CRP など)
・ビタミン B12,葉酸,亜鉛,銅
・クームス検査,ハプトグロビン 溶血の鑑別に重要
・血清蛋白分画,尿中ベンスジョーンズ蛋白,血清免疫グロブリン値 多発性骨髄腫の鑑別に必須
・甲状腺機能
・血中 EPO 濃度
・骨髄検査(造血系疾患が疑われる場合)