過換気で冠攣縮狭心症が起こる理由(メモ)
過換気で冠攣縮狭心症が起こる理由(メモ)
岡山大学循環器内科講座より引用
冠攣縮性狭心症とは、動脈硬化で傷ついた冠動脈が痙攣を起こすことによって心臓に血液が行かなくなることにより起こる疾患である。頻回に呼吸(=過換気)を行うと、肺から体内の二酸化炭素がどんどんと出て行くので、血中の二酸化炭素分圧が低下する。二酸化炭素は血管を拡張させる働きがあるので、血中の酸化炭素分圧が低下すれば当然血管は収縮する。よって、過換気が起こると冠動脈の血管も収縮して狭心症発作が起こりやすくなるのである。