質的変数に順序情報のある例とない例
統計学検定3級(2019年度11月)の出題より
Q、「カテゴリ間に順序がある場合もカテゴリに対応する棒の順番は自由に変えることができる」は正しいか?
A、正しくない
カテゴリ間に順序があるということは、その順序(=順序情報)に意味があるということであるので、カテゴリに対応する棒を自由に変えるのは不適切である。
✅質的関数で順序情報のない例:
医務室を利用した理由というデータがあるとする。切り傷やすり傷、捻挫などはそれぞれ質的関数であるが序列はない。このようなケースでは自由な入れ替えは可能と思われる。
↓
理由の多い順に並び替えるとわかりやすい。
✅質的関数で順序情報のある例
医務室を利用した人の数を曜日という質的関数で集計すると次のようになる。
曜日は質的関数であるが順序に重要な意味を持つので、このようなケースでは自由な入れ替えはするべきではない。
参考)