溶連菌感染症とEBVの白苔の形状の違い
溶連菌感染症と伝染性単核球症(EBV)の白苔形成の違い
両疾患とも咽頭痛、発熱、頸部リンパ節腫大を呈すため身体所見だけではなかなか鑑別が難しいことがある。実際には採血で白血球分画(好中球優位なら溶連菌感染症、リンパ球優位なら伝染性単核球症)、肝酵素上昇の有無などを見て判断する。
時々、白苔の付着=細菌感染症と誤解されることがあるが伝染性単核球症(EBV)やアデノウイルス感染症などでも白色滲出物(白苔)を認める。むしろ溶連菌感染症よりも著明に認められる。伝染性単核球症では下の写真のようにベターっという広い著明な白苔であることが多く、一方溶連菌感染症では点々、あるいは線状の白苔であることのほうが多いようである。
伝染性単核球症の白苔の一例
White Spots on Throat - Causes and Symptoms | FoodPyramid.com
・例その2
溶連菌感染症の白苔の一例
White Spots on Throat - Causes and Symptoms | FoodPyramid.com
・例その2