つねぴーblog@内科専門医

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移転しました。

伝染性膿痂疹が鼻周囲に好発する理由

伝染性膿痂疹とは小児に好発する皮膚感染症で原因菌としてはA群β溶連菌やブドウ球菌などが知られている。伝染性膿痂疹は徐々に病変が周囲の皮膚にも伝染して広がりつつ、離れた場所にも飛び火して広がることから”とびひ”と呼ばれる。

 

あせも・虫刺されなどをひっかいたり、転んでできた傷に二次感染を起してとびひになる。また、鼻の入口近くの粘膜には様々な細菌が常在しているので、鼻を触る癖のある小児は鼻孔周囲からとびひが始まることが多い。手の届く範囲の場所はとびひが広がりうるが、逆に背中など手の届かに場所には起こりにくい。