肺炎尿中抗原の感度と特異度
尿中抗原の感度と特異度
尿中抗原検査とは肺炎に感染することで尿に出る莢膜多糖抗原をイムノクロマトグラフィーで検出することで肺炎の有無を調べる検査方法。
肺炎球菌尿中抗原→感度:70%、特異度:80〜100%
レジオネラ尿中抗原→感度:74%、特異度:99.1%
{参考:感度と特異度からひもとく感染症診療のDecision Making}
尿中抗原検査の利点
・特異度が高い(確定診断に有用)
・レジオネラの確定診断はほぼ尿中抗原しかない。
・抗生剤使用後でも検出可能
・15分程度で迅速に検査可能
尿中抗原検査の欠点
・感度が低い(スクリーニングとしては使えない)
・偽陽性がある(肺炎治癒後も3ヶ月ほど陽性になる可能性がある)