せん妄と認知症の違い
せん妄とは…
1:幻視、妄想、興奮、不安を主症状とする急性錯乱状態。
2:症状が1日の中で変動しやすい。夕方から夜にかけて悪化。患者は自分でせん妄と認知できない。
3:せん妄は脳の貧弱性がある所に身体疾患の発生・環境の変化が誘引となって発症する。
4:せん妄治療の基本は原因の究明と除去。
認知症とせん妄の違い
発症:認知症はゆっくり、せん妄は急激
症状の変動:認知症はあまりない、せん妄は夕方以降悪化
初発症状:認知症は記銘力低下、せん妄は幻覚、妄想、興奮
持続:認知症は永続的、せん妄は一過性
身体疾患や精神要因:認知症は関与少ない、せん妄は急性疾患や心理的ストレスが関与