肛門括約筋反射の見方とその意義
肛門括約筋反射の見方とその意義
肛門括約筋反射とは直腸に指を入れるか(直腸診)、肛門周囲をピンなどでこすると肛門括約筋が収縮する反射。皮膚の表在反射の一種。指を直腸内に挿入すると、肛門括約筋が収縮して指に力が加わるので反射が生じているのがわかる。
肛門括約筋反射が消失、減弱するのは両側錐体路障害や馬尾神経障害が起きた時。肛門括約筋反射と排尿機能は関連があるとされていて、脊椎疾患で肛門括約筋反射の減弱が見られたら後に排尿障害や排便障害を呈する可能性が高い。(ERで見たら超緊急で整形外科、脊椎外科コンサルト)
イラスト引用元:http://kobe-jiko.net/page-2032