筋緊張性頭痛の診断基準
筋緊張性頭痛は身体的ストレス(長時間のパソコン操作、不自然な姿勢を長時間続ける、体を冷やすなど)と精神的ストレスにより筋肉が過剰に緊張してしまうことにより発症する。持続時間は30分〜7日間と幅がある。
【診断基準】*1
1,他の頭痛疾患を除外
2,頭頸部の両側性頭痛
3,圧迫感や締め付けられるような頭痛(非拍動性)
4,痛みは中等度であり、日常生活の妨げにはならない。
5,歩行などの日常的動作で増悪しない
1を必須とし、2〜5の内の2項目を満たすと筋緊張性頭痛と診断可能。
CTや髄液検査などでくも膜下出血や髄膜炎などの二次性頭痛が除外できたらあとは一次性頭痛である偏頭痛や筋緊張性頭痛がほとんど。偏頭痛と筋緊張性頭痛の診断基準を対比すると理解しやすい。
【偏頭痛の特徴】
P:pulsating(拍動性の痛みかどうか)
O:hour duration 4-72h(頭痛の持続時間)
U:Unilateral(一側性の痛み)
N:nausea(吐き気を伴うかどうか)
D:disabling(何も出来ない状態=日常生活に支障がある)
*1:ジェネラリストのための内科外来マニュアル参照