2型糖尿病で黒色皮膚腫がみられるのは何故か
2型糖尿病患者で黒色皮膚腫がみられる機序
http://ec.canbler.com/kokushoku-hyohi-shoより引用
糖尿病患者では血糖値が高いためにそれに対抗してインスリンが分泌され、血糖値を下げようとする。しかし、糖尿病ではインスリンの効きが悪いためにインスリンが異常に産生されて血中のインスリン濃度が高くなる(インスリン抵抗性)。黒色皮膚腫は皮膚のインスリン受容体が過度に刺激され、皮膚細胞が増殖し、皮膚の基底膜が厚くなるととが原因で生じると考えられている。軽症ならコーヒーミルク様、重症なら黒褐色になる。好発部位としては、首筋、腋窩、臍周囲、乳首の周りなどである。