皮膚がんとほくろの違い、見分け方
皮膚がん(悪性黒色腫)とほくろ(色素性母斑)は外見上よく似ているので勘違いされやすい。悪性黒色腫はメラニン色素を作り出すメラノサイトという細胞を元に形成される癌である。
↑メラノーマの一例
悪性黒色腫では非対称性の形をしている、輪郭が整っていない、色調にむらがある、直径6mm以上という特徴を有している
A:asymmetry(非対称)
B:border irregularity(辺縁不整)
C:color variegation(色のむら)
D:diameter(半径6mm以上)
この4つをまとめてABCDルールと医学的には呼ばれている。このABCDルールに基づき、皮膚がんとほくろを区別している。皮膚がんは大きなほくろが元となって発生する場合もあるが、ほとんどはほくろと関係なく発生する。