ショックへの輸液ではNaを多く、Kを少なくする理由
ショック患者への輸液ではNaを多く、Kを少なくする理由
輸液に入っているナトリウム量が血管内に残る水分量を規定する(Naが多いほど浸透圧も高くなるため水が引っ張られて血管内に残る)。よって血圧が低下している患者にはNaの多い輸液製剤を投与する。
続いて、ショック状態では循環血液量が減ることにより乏尿になる。よってカリウムを投与すると思った以上にカリウム値が上がってしまうリスクがあるためショックへの初期輸液ではカリウムの入っていない輸液製剤を選択する。
→ショックの初期輸液はNaが最も多く、Kが入っていない生理食塩水を選択するのがスタンダード。
【画像引用:輸液、基礎の基礎】