つねぴーblog

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急性硬膜下血腫が三日月型になる理由

急性硬膜下血腫の頭部CTで三日月型になる理由

 

・急性硬膜下血腫とは

急性硬膜下血腫と硬膜外血腫の違い - つねぴーblogより

 

急性硬膜下血腫の原因として脳表の微小血管損傷もしくは架橋静脈の断裂により出血する場合、そして脳挫傷に伴なう脳実質から出血する場合とがある。頻度としては脳実質から出血することが多く、硬膜外血腫と違い硬膜下血腫は脳そのものがダメージを受けていることが多い。よって外傷初期から強い意識障害や神経症状の出現があれば予後は悪い。

死亡率は50%程度とされる。

・CTで硬膜とくも膜の間に三日月状に血腫が広がるのが特徴。

 

脳を包む”膜”は外側から頭蓋骨、硬膜、くも膜、軟膜の順番(↓イラスト参照)

 

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急性硬膜下血腫が三日月型になる理由

頭蓋骨と硬膜は強く接着しているのに対して、硬膜と脳表面は弱く結合している。硬膜下血腫は硬膜と脳表面の間に出血が起こる病態なので、硬膜下での血液は物理的に遮られることなく脳表面に沿ってサーッと進出していくために脳表面に沿うような形(三日月型)に血腫が形成される。

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参考:http://rad-base.com/?p=948

 

急性硬膜外血腫では凸レンズ型になる理由

一方、硬膜外血腫は頭蓋骨と硬膜の間に出血が起こり、血腫によって硬膜は頭蓋骨からはがれて内側に張り出すので、血腫は凸レンズ型になる。

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参考:http://www.koshigaya-jiko.com/126/126029/