頭痛のレッドフラッグサイン
頭痛のレッドフラッグサイン
以下のような頭痛であれば重篤な疾患(二次性頭痛)の可能性を示唆。
・突然発症の頭痛(痛みで起床など)
→クモ膜下出血、椎骨脳底動脈解離、脳卒中
・今まで経験したことのない人生最悪の頭痛
→「人生最悪」の20%がクモ膜下出血
・50歳以降の初発の頭痛
→頭蓋内病変、巨細胞性動脈炎
・徐々に増強する頭痛(頻度と強度が)
→頭蓋内病変
・いきみや前屈で悪化、嘔吐あり
→頭蓋内病変
・神経学的症状を有する頭痛
→頭蓋内病変
・発熱、項部硬直、髄膜刺激症状を有する頭痛
→髄膜炎、脳膿瘍、脳炎
・意識障害、意識消失を伴う頭痛
→頭蓋内病変
・頸部痛を伴う頭痛
→椎骨動脈解離
・最近の頭部外傷歴のある頭痛
→椎骨脳底動脈解離、慢性硬膜下血腫
・担癌患者や免疫不全患者の頭痛
→頭蓋内感染症や脳転移
・妊婦の初発の頭痛
→静脈洞血栓
レッドフラッグサインが認められれば画像検査や髄液検査を適宜追加する必要がある。
重篤な頭痛を呈する疾患として…
クモ膜下出血、細菌性髄膜炎、脳出血、脳梗塞、椎骨脳底動脈解離、静脈洞血栓症、下垂体卒中、CO中毒、側頭動脈炎、脳腫瘍、脳膿瘍、急性緑内障発作、帯状疱疹などがある。
また追記、編集します。