頭蓋底骨折の所見と症状
頭蓋底の骨折は起こりやすい場所が決まっている
・前頭蓋窩の篩板
・中頭蓋窩のトルコ鞍
・中頭蓋窩から後頭蓋窩にまたがる側頭骨
・後頭蓋窩の後頭鱗部
・視神経管骨折(広義の頭蓋底骨折)
などなど
http://www.i-l-fitness-jp.com/comment/ta/chi-middle-cranial-fossa.html
前頭蓋窩の篩板の骨折
・篩板(しばん)とは篩(ふるい)のように薄い構造物
・嗅覚障害(嗅神経の通路)
・髄液鼻漏
・パンダの目サイン(骨折部から滲みでた血液が皮下組織を経由して眼窩周囲に貯まる)
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側頭骨の骨折
【縦骨折】
外耳道からの出血
髄液耳漏
伝音性難聴(側頭骨錐体部には聴器がある)
バトルサイン(錐体部は斜め後ろで側頭骨乳頭突起に移行sるうが、ここまで出血が及ぶと耳介後部に皮下出血が起こり黒くなる=battle徴候)
【横骨折】
感音性難聴(内耳が障害を受ける)
顔面神経麻痺
視神経管骨折
・眉毛の外側の外傷で起こりやすい
・視神経管は狭い所を視神経が通っており、受傷直後から視力障害
・直接対光反射消失。動眼神経は正常なので間接対光反射は認められる
・骨折線はRhese法という特殊なX線撮影でしかわからない。
・緊急で手術(視神経管開放術)