生薬と薬草の違い
生薬と薬草の違い
薬草は・・・
畑や野山に生えている植物で、薬として試用できるもの。ある程度の知識は必要だが、誰でも使用することができる。医薬品として分類されているわけでもないので、自由に販売することもできる。
一方、生薬とは・・・
一般的な定義としては「天然由来の医薬品で、多くは薬用となる動植物の特定の部位を乾燥させたもの。」医薬品として使用に耐えるほどの品質管理がなされている。基本的に薬剤師、登録販売者しか販売することしかできない。
生薬の特徴としては
・薬理作用本体は複数の化合物である。
(個々の化合物の力価は弱い。化合物を分けると活性がなくなることもある。)
・有効成分が明らかになっていないものが多い。
・生物の個体によって差がある。
・カビや虫害など貯蔵に配慮が必要。
・資源が有限。