つねぴーblog

元とある研修医の雑記帳。アウトプットが趣味です。医学以外の事も投稿するやもしれません。

髄液排泄試験とは何か

正常圧水頭症(NPH)を診断するための検査の一つである。腰椎穿刺によって約20~40mLの髄液を排泄して歩行障害などの症状改善の有無を見る。髄液排除により症状が改善した場合は、シャント術の治療効果を期待することができる。髄液ドレナージ検査よりも簡便に施行できるという利点があるものの偽陽性になることもあるので注意が必要。

 

ちなみに…

正常圧水頭症とは歩行障害、認知症、尿失禁を3徴とする成人の慢性水頭症である。クモ膜下腔にて髄液通過障害が生じ、脳室が拡大するが(交通性水頭症)、髄液圧は正常範囲にあり、正常圧水頭症と呼ばれる。

 

シャント術は続発性NPHで著効し、特発性NPHでも有効な例が多い。このためNPHは治療可能な認知症として注目されている。