つねぴーblog

元「とある研修医の雑記帳」。アウトプットが趣味です。医学以外の事も投稿するやもしれません。

眼球結膜黄疸の感度

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眼球結膜(つまり眼球の白いところ)の観察において重要なのは黄染と充血の有無。

何らかの原因により血中ビリルビン濃度が上昇すると、顔面、粘膜、そして全身の皮膚の色が黄色に変化していく。眼球結膜の黄疸は最もわかりやすく、最初に認識されると言われている。

 

黄疸と間違われやすいものとしてカロチン血症がある。カロチンを含む人参やビタミン類を大量に摂取することで出現する。手足や鼻唇溝などに出現するが、黄疸と異なり眼球結膜には出現しない

 

一般的には血清ビリルビン濃度が2.5-3.0mg/dl以上になると黄疸が出現すると言われている。(血清ビルルビン濃度が2.5〜3.0の間で黄疸がわかったケースは7,8割、血清ビリルビン濃度が10mg/dl以上だと感度83%、血清ビリルビン濃度が15mg/dl以上だと96%との報告もある。)

ビリルビン濃度が高ければ高いほど黄疸は身体所見で分かり易いが、ビリルビン10mg/dl程度あっても2割の患者は黄疸を見逃されているというのは興味深い。

 

【黄疸の一例】

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写真参考:Jaundice. Causes of Jaundice and treatment in India - Patient | Patient

 

参考文献:マクギーの身体診察