つねぴーblog

元「とある研修医の雑記帳」。アウトプットが趣味です。医学以外の事も投稿するやもしれません。

市中肺炎の入院基準ADROPとは

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肺炎の入院基準ADROPとは

 

日本呼吸器学会の成人市中肺炎診療ガイドラインによれば
肺炎の入院適応は以下のようになっている。

Age(年齢):男性70歳以上、女性75歳以上
Dehydration(脱水):BUN21mg/dl以上
Respiration(呼吸):SpO2が90%以下(PaO2が60Torr以下)
Orientation(意識):意識障害あり
blood Pressure(血圧):収縮期血圧90mmHg以下

 

これらの頭文字をとってADROPと呼ばれている。それぞれの項目で1点であり合計5点満点のスコアである。

0点…軽症。外来治療可能。(死亡率1%未満)

1〜2点…中等症。外来もしくは入院の適応。

3点…重症。入院適応。
4〜5点…最重症。集中治療室管理。(死亡率50%超)

 

【ADROPとCURB65の違い】

イギリスのガイドラインのCURB-65もおおよそ同じような基準であるが、呼吸数>30/分という項目が有る点で異なる。が、非専門医が日常臨床で呼吸数を測定するのは少し馴染みがない?ということでどこのクリニックにも普及しているパルスオキシメーターで測れるSpO2で呼吸数の代わりとしているという背景がある。