つねぴーblog

元とある研修医の雑記帳。アウトプットが趣味です。医学以外の事も投稿するやもしれません。

ナットクラッカー現象のメカニズム

ナットクラッカー現象の機序

 

nutcracker現象とは何か

 

左腎静脈は腹部大動脈と上腸間膜動脈の間を走行しているので、動脈圧が高く、静脈圧が低いと、左腎静脈が圧迫されることがある。

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すると、左腎の周囲がうっ血して肉眼的血尿をきたすことがある。CTなどの横断像で腹部大静脈と上腸間膜動脈に挟まれて腎静脈が潰れている様子がくるみ割り器(ナッツクラッカー)に似ていることからこの名称がついた。右腎静脈は腹部大動脈を乗り越えないのでこのような現象は生じない。基本的には予後はよく、治療の必要性はない。根本的な治療が必要な場合には左腎静脈にステントを留置する。