つねぴーblog

元「とある研修医の雑記帳」。アウトプットが趣味です。医学以外の事も投稿するやもしれません。

筋肉痛のメカニズム

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激しい運動をした後に筋肉痛が起こるのは何故か。

 

筋肉痛とは筋細胞の微細な損傷を指すが、大きく分けて運動後の筋肉痛と、血管内に疲労物質が蓄積したことによる筋肉痛の2種類に分けることができる。

 

1、運動後の筋肉痛

過度な運動や体にブレーキをかけるような運動(登山の下り、スキー滑走)の後になりやすいものとして遅発性筋肉痛がある。運動をすると、人の筋肉細胞内には様々な傷が生じてしまうが、筋肉を構成するタンパク質の集結やその膜が破壊されてしまう。こうして破壊された部分に炎症反応が現れて浮腫が生じるのが筋肉痛の正体である。

この際に様々な生体物質が炎症反応に関わっていて、それを神経が感じ取るために「痛み」として認識されてしまうのである。

この手の筋肉痛の解消法としては、あえて軽くその損傷部位を動かすことによって筋肉痛の程度が軽減するという研究結果が知られている。損傷部位が治るわけではなく、一時的な鎮痛作用によるものと考えられている。

 

2、筋肉の張りによる筋肉痛

 

血管内で疲労物質が蓄積し、それによって筋肉がこってしまう筋肉痛がある。この場合は、積極的に筋肉を動かすことによって血行が促進され、痛みが軽減される。

 

どちらの種類の筋肉痛にせよ、絵筋肉の損傷部位は強く破壊されてから作り変えられるのでどうしても痛いと感じてしまうのである。この時損傷部位よりも大きな範囲で再生が行われるので破壊と再生を繰り返すことによって筋肉がどんどん「強く」なっていくのである。