つねぴーblog

元「とある研修医の雑記帳」。アウトプットが趣味です。医学以外の事も投稿するやもしれません。

喘鳴と喘息の違い

ちょっと似ている言葉の定義の整理

 

◯喘鳴とは

呼気時にヒューヒューというような高音性の連続音が聴診器無しで聞こえること。気管が狭窄して狭くなるので空気が通る時に高い音になるのである(例えば部屋の窓をほんの少しだけ空けておくと、その隙間を通る風はひゅーひゅーという音を鳴らすのと同じ原理)。尚、喘鳴は呼気時に最も強く聞こえるが、症状が重くなると吸気時に聞こえることもある。喘鳴の原因として代表的なものとして気管支喘息、COPD、気管支炎、気管支拡張症など様々なものがある。

 

◯喘息とは

慢性の気道炎症により気道の過敏性が亢進し、気道の狭窄・閉塞をきたしてしまう病態。喘息の症状としては喘鳴、呼吸困難、咳嗽が典型的

 

つまり、、

喘鳴とは聴診器を当てなくても聞こえる高音性の呼吸音であり、喘息、COPD、気管支炎など様々な原因で生じる。喘鳴が聞こえたからイコール喘息ということにはならない。また、喘息だから絶対に喘鳴が聞こえるというわけでもない。喘鳴が聞こえずに呼吸困難感だけしかないと心因性ということで見過ごされてしまう喘息もあるという。