つねぴーblog

元「とある研修医の雑記帳」。アウトプットが趣味です。医学以外の事も投稿するやもしれません。

睫毛徴候の見方とその意義

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◯睫毛(まつげ)徴候の見方とその意義

 

睫毛徴候とは顔面神経麻痺の時に出現する身体所見である。「しっかりと目を閉じて下さい」と患者に指示して両目の閉眼を指示する。顔面神経麻痺がある場合は眼輪筋の筋力低下により目をとじることが出来ずに兎眼(白目が残っている状態)になる。顔面神経麻痺が軽度の場合は眼を完全に閉じることが出来ずに、眉毛が隠れず、このことを眉毛徴候という。

 

【眉毛徴候の一例】

以下の写真では右目を完全に閉じれず、睫毛が見えている。右睫毛徴候陽性となる。

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https://www.reference.com/health/bell-s-palsy-5b893af6a5be7649

 

尚、小児では顔面神経麻痺のない健常児でも睫毛が隠れないことがあるので睫毛徴候=顔面神経麻痺と短絡的に考えてはならない。が、やはり片側のみの睫毛徴候が見られれば顔面神経麻痺を強く示唆する。

 

【まとめ】

睫毛徴候あり→軽度の顔面神経麻痺を示唆

兎眼→強度の顔面神経麻痺を示唆

 

また追記します。