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とある研修医の雑記帳

東京から大阪の医学部へ亡命して研修医になった人のブログ。勉強のまとめ、思いつきの考察、ちょっとした雑学などなど。アウトプットが趣味です。

転換性障害と解離性障害の違い

〜と〜の違い 精神科

器質的な異常なしに心因性なストレスを原因に様々な症状が出現することをヒステリーと呼ぶ(近年はあまり使われなくなっている言葉であるが)。

ヒステリーは2つに分類されることが出来る。

・転換性障害:心因性のストレスを原因として運動障害や知覚障害が出現するもの

・解離性障害;心因性のストレスを原因として意識障害が出現するもの

 

転換性障害の例(いずれも器質的な異常はない)

・失声(声が出なくなる)

・失明、らせん状視野狭窄

・感覚の消失

・運動麻痺 

 

 

解離性障害の具体例

・解離性もうろう状態:器質的な異常が全く無いのにも関わらず意識レベルが低下する

・Ganser's症候群:刑務所などに長期間収容されていると認知症のような症状が出現する。「1+1=3」と答えたりする。日本で言うとオウム真理教事件の松本被告は刑務所内でこのような症状を呈していたようである。

・解離性健忘:心因性のストレスを原因として記憶を失ってしまうこと。俗にいう記憶喪失は全生活史健忘と呼ばれ、この解離性健忘に含まれる。事故や犯罪などが誘引となることあ多い。

・解離性遁走:ストレスを原因に突然全ての社会生活をやめて遠くに逃げてしまうこと。そのあいだはもともとどういう生活を送っていたのかも忘れてしまう。