2016-01-12から1日間の記事一覧
過形成と肥大の違い(病理的な話) 過形成も肥大も臓器が大きくなるという点では共通しているが、以下の違いがある。 ・過形成:個々の細胞の大きさは変わらないが、細胞の数が増える。 ・肥大:細胞の数は変わらないが、個々の細胞が大きくなる。 肥大の例 …
思考制止(思考抑制)と思考途絶は似た言葉であるが、医学的には異なる概念である 思考制止とは 考えの浮かぶスピードが遅くなり、思考が先に進まなくなる状態である。うつ病などの気分障害によく見られ、「努力しても考えが浮かんでこない」と患者は訴える…
心身症とは: 心因性のストレスが原因となり器質的な障害を引き起こすもの。ストレスによって自律神経や免疫機能あるいは内分泌系が狂わされることにより器質的な疾患に繋がることがある。例えば、本態性高血圧、胃潰瘍、過敏性症候群、円形性脱毛など。 心…
器質的な異常なしに心因性なストレスを原因に様々な症状が出現することをヒステリーと呼ぶ(近年はあまり使われなくなっている言葉であるが)。 ヒステリーは2つに分類されることが出来る。 ・転換性障害:心因性のストレスを原因として運動障害や知覚障害…