つねぴーblog

元「とある研修医の雑記帳」。アウトプットが趣味です。医学以外の事も投稿するやもしれません。

赤血球連銭のメカニズム

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赤血球連銭の機序

 

原発性マクログロブリン血症の抹消血では過粘稠度症候群により赤血球が連なったコインのようにみえることがある。(IgMを大量に作るので血液がドロドロになる)

赤血球連銭とは英語でrouleaux formationと書くが、rouleauxとは「コインを紙でくるんで棒状にしたもの」という意味の言葉である。スーパーのレジなどで準備されている10円玉などをつなげて束にしているようなものである。

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シスメックス株式会社のWEBサイトより引用


原発性マクログロブリン血症では分子量の大きなIgMが多くて血液の粘稠度が増して赤血球同士がつながりやすいが、多発性骨髄腫では粘稠度がそこまで高くないので赤血球の連銭がみられても臨床的な症状を引き起こすほど過粘稠度症候群は進みにくい。