つねぴーblog

元「とある研修医の雑記帳」。アウトプットが趣味です。医学以外の事も投稿するやもしれません。

romberg試験とMann試験について

ロンベルグ試験とマン試験について

 

これらはいずれも平衡機能(深部感覚)の検査である。
深部感覚神経は脊髄の後索を通っているので、その部分が障害をうけると身体の異常として発生する。Romberg試験は両足をそろえて、Mann試験は両足を前後一直線にしてたってもらい、バランスをとれるかどうかを調べる。そのあと、被験者に目を閉じてもらい、バランスを維持できるかどうかを調べる。なお、医療者は患者が転倒して怪我をしないように近くで備えておく。

 

目を開けているときにはバランスがうまくとれているのに、目を閉じるとバランスを崩して動揺してしまうことをロンベルグ徴候陽性という。この場合、深部感覚に異常があると考えられより精密な検査を受ける。具体的には脊髄後索の障害の受ける亜急性脊髄連合変性症あるいは糖尿病性ニューロパチーなどが考えられる。

 

Mann試験というのは両足を前後一直線にしているためロンベルグ試験に比べたらバランスをとるのが難しく、ロンベルグ試験に比べると高感度に深部感覚の異常を検出できる。しかしながら、高齢者でやる場合異常がないにもかかわらず陽性(つまり偽陽性)となってしまう場合も多いので注意が必要。