つねぴーblog

元「とある研修医の雑記帳」。アウトプットが趣味です。医学以外の事も投稿するやもしれません。

運動単位とは

ヒトの運動は、骨格筋の収縮と弛緩によって制御されている。一つの筋を支配する運動ニューロンの数は、その筋の筋繊維の数に比べてはるかに少ないので、1個の運動ニューロンは複数の筋繊維を支配することになる。

運動ニューロンの軸索は、筋の近くまたは筋内で分岐し、それぞれの末端は筋繊維上に終止し、軸索と筋肉の接続である神経筋接合部をつくる。

運動神経繊維の伝導、それに伴う筋繊維の興奮、そして興奮から収縮への連関はすべて安全性が非常に高く、1個の運動ニューロンの興奮は支配下のすべての筋繊維群の収縮を確実に引き起こす。

つまり、ある特定の運動ニューロンの興奮は常に同じ運動効果をもたらし、運動の機能単位と見なされる。そのために運動ニューロンとその支配下の筋繊維群をまとめて運動単位というのである。