つねぴーblog

元「とある研修医の雑記帳」。アウトプットが趣味です。医学以外の事も投稿するやもしれません。

ゴキブリに放射線が効かないという話は本当か

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ゴキブリに放射能が効かないという話は本当であろうか。

結論から言ってしまえば「放射能が効かない」というのは大げさな話ではあるのだが、人間よりも抵抗性を示すというのは真実のようだ。まず放射線がいったいどのように生命体にダメージを与えるかについて説明しよう。


ご存じの通り放射線とは放射性物質から放出されるアルファ線、ベータ線、ガンマ線のことである。
福島原発のニュースや各メディアの特集が組まれる機会も多い今日この頃、耳にする事も多いと思われる。

何故放射能が危険なのかというと、
�放射線の電離作用によって水が電離され、ここで発生したラジカルがDNAの塩基を傷つける
�放射線が直接DNAの塩基対を攻撃し、たとえばチミン2量体やあるいはアミノ脱離を引き起こし他の塩基に突然変異をもたらしてしまうからである。

以上のようなメカニズムでDNAが変異を起こしタンパク質が正常に合成されなくなってしまうのである。

DNAはタンパク質の設計図ともいうことができる。であるからこれからタンパク質をたくさん合成する必要がある子供が放射線にさらされることは大変危険であるし、お年寄りの場合、大量に浴びない限りはそこまで深刻な影響は出ない。(もちろん浴びないに越したことはないが)

それではゴキブリは人間とどう違うのだろうか。人と違って丈夫な外殻を持っているがそれは放射線に対する抵抗に何ら意味を持たない。実を言うとゴキブリの放射線への抵抗力は代謝が関係している。ゴキブリだけでなく、それをはじめとする昆虫類は人ほど新陳代謝が活発ではないのである。つまり、タンパク質合成をする必要があまりないのでDNAが傷ついても人間ほど深刻ではない。調べてみると人間の致死量の16倍の放射線を浴びせても生き残ったらしい・・・

また追記するかもしれません。
何かおかしな点がありましたら指摘していただけるとありがたいです。