つねぴーblog@内科専攻医

アウトプットが趣味です。医学以外の事も投稿するやもしれません。名前は紆余曲折を経てつねぴーblogに戻りました

糖尿病境界型への対応

検診で糖尿病境界型と言われたけど全く症状無し、という患者への対応

 

糖尿病の3大合併症(末梢神経障害、網膜症、腎臓疾患)は糖尿病になってから発症するが、動脈硬化などの心血管系のリスクファクターは境界型でもすでに糖尿病と同じように危険なので十分な注意が必要。


糖尿病学会による指針では次の3つがポイント
◯生活習慣の改善
食生活、適度な運動、脂肪摂取の制限、食物繊維摂取の促進、間食への配慮、禁煙など
◯耐糖能異常の経過観察
生活習慣改善による耐糖能異常の正常化を糖負荷試験にて評価する
◯高血圧および脂質代謝異常の改善
高血圧、高LDLコレステロール血症、高中性脂肪血症、低HDLコレステロール血症の改善を評価する

 

結局の所、治療の目標は糖尿病も糖尿病境界型も同じ。動脈硬化はすでに始まってると考えて対応。境界型でも心血管リスクは普通の人の2倍と言われる。半年に1回血糖値やコレステロール、血圧はチェックする。

 

患者指導としては”ABCDE”がわかりやすくておすすめ。

◯患者指導のABCDE

Alcohol(アルコール):少量に!
Body weight(体重):減量!
Cigarette smoking(タバコ):禁煙!
Diet(食事):適量に!
Exercise(運動):運動習慣!