つねぴーblog

アウトプットが趣味です。医学以外の事も投稿するやもしれません。名前は紆余曲折を経てつねぴーblogに戻りました

大動脈解離の降圧治療で何をどれだけ使うか

大動脈解離の降圧治療で何を使うか

 

・stanfordB型など手術適応のない大動脈解離の場合、一般的に最初に用いられるのはペルジピン®(ニカルジピン、カルシウム拮抗薬)

・大動脈解離では血圧が高いとその分、血管に負担をかけるので解離を進行させてしまう。

・降圧薬にはカルシウム拮抗薬やβブロッカー、硝酸薬などがあるが、最初はカルシウム拮抗薬がよく用いられる。
・なぜなら急性期の大動脈解離治療の目的は血管の負担を取るということにある。カルシウムブロッカーは動脈を拡張させるが、静脈や心臓自体には影響を与えないので管理しやすいという利点がある。

・ただ、頻脈の場合はβブロッカーを用いる。血圧が高いだけでなく、頻脈でも血管が連続的にダメージを受け続けて解離が進行してしまう。

 

【投与例】

・管理の目標は収縮期血圧100〜120mmHg

・脈拍数コントロール、鎮痛、安静も大事

ペルジピン®原液を5-6ml/hr程度で開始→ガンマで言えばおおよそ2μg/kg/min相当

・高血圧緊急症ではペルジピンは0.5-6μg/kg/minで投与する。

・投与開始後、5−10分たっても収縮期血圧120mmHg以上であれば3μg/kg/minに増量する。

 

おまけ)

発症から2周間以上経過したような慢性の大動脈解離の場合は予後良好のため、状態が安定していればstanfordAでもBでも内科的治療が推奨されている。