つねぴーblog

元「とある研修医の雑記帳」。アウトプットが趣味です。医学以外の事も投稿するやもしれません。

アリセプト(ドネペジル)の作用機序

アリセプトとはアルツハイマー型認知症の治療薬。

 

アルツハイマー病の患者の大脳皮質や海馬と神経的に繋がるアセチルコリン神経の起始核である前脳基底核の神経細胞が変性脱落している。これらの領域においてアセチルコリン合成酵素が減少していて、それが認知症の重症度と相関していることが示された(=コリン仮説)。故に、認知症の治療として脳内のアセチルコリンを補おうという観点から薬剤開発がされてきた。

考えとしては3つの薬がある。

1.アセチルコリン補充療法

2.アセチルコリン放出促進薬

3.アセチルコリン分解酵素阻害薬(コリンエステラーゼ)

である。ドネペジルというのはこのうちのアセチルコリン分解酵素阻害薬に当たる。

 

ドネペジルは中枢神経に特異的に働き、シナプス間のアセチルコリン濃度を増加させることにより、効果を発揮する。