つねぴーblog

元「とある研修医の雑記帳」。アウトプットが趣味です。医学以外の事も投稿するやもしれません。

early CT signとは何か(超急性期脳梗塞所見)

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early CT signとは何か

 

脳梗塞の超急性期において頭部CTで認められる所見をearly CT signという。

 

一般的に頭部CTにおいて梗塞巣は発症6時間を過ぎてから低吸収域として認められ、鮮明にみられるようになるには24時間ほど必要である。ただし、心原性脳梗塞など広範囲の病変が存在する場合には、発症後数時間で大脳基底核や大脳皮質・髄質の境界に不明瞭化などearly CTサインを認めることがある。

 

 

◯early CT signの特徴

1,レンズ核陰影の不明瞭化レンズ核(被殻、淡蒼球)は穿通枝灌流領域で虚血に対して脆弱なため,より早期(発症後1-2時間)で輪郭が不明瞭化する. 

【レンズ核の不明瞭化の例その1】

f:id:tsunepi:20170417065532p:plain

  

【レンズ核の不明瞭化の例その2】

f:id:tsunepi:20170417062958p:plain

Miscellaneous (Early CT sign in iscehmic stroke They are...)

 

【レンズ核の不明瞭化の例その3】

f:id:tsunepi:20170417063845p:plain

Imaging of acute stroke , Interventions

 

 

2,Hyperdense MCA sign

中大脳動脈内に血栓を反映した高吸収構造を認める。中大脳動脈の解剖をしっかり認識できていればわかる。

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Time course of ischemic stroke on non-enhanced CT. | Brain Stories

 

3,島皮質の不明瞭化、皮質・髄質境界の不明瞭化:皮質の吸収値が低下し,白質との境界が不明瞭になる.島皮質はinsular ribbonとも呼ばれ,外包・前障・最外包の部位に相当。

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Acute brain attack 911

 

4,脳実質・脳溝の消失:発症後3時間以降に出現。

浮腫の影響によって出現する。比較的わかりやすいことが多い。

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Acute brain attack 911

 

 <正常像:参考>

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C:尾状核頭部
L:レンズ核
IC:内包後脚
I:島皮質
M1-M3:中大脳動脈領域(基底核レベル)
M4-M6:中大脳動脈領域(放線冠レベル)