とある内科レジデントの雑記帳

元「とある研修医の雑記帳→つねぴーblog」。アウトプットが趣味です。医学以外の事も投稿するやもしれません。

指ブロックの方法

◯指ブロックという局所麻酔方法

指の先端などを怪我した患者の縫合を行う際に、指先端に局所麻酔薬を注射しても広がりにくい上に、麻酔薬でむくんで縫合しにくくなる。よって指の根元の神経近くに麻酔薬を打つことで、指全体に麻酔をかける方法として指ブロックがある。指には背側と腹側に2本ずつ、合計4本の神経が走行しているのでこれら全体に麻酔薬が浸潤するようにする(背側の2つの背側指神経、腹側の2本の掌側指神経)。

 

 

◯指ブロックの方法

ブロック麻酔したい指の中節骨骨中央部の掌側と背側の中間部にゆっくりと注入する。

(教科書的には指の根元の基節骨基部に麻酔薬を注入すると記載されていることも多いが、損傷が指尖部であれば指全体をブロックする必要はない)。

1%キシロカインを2ml皮下注射する。方法としては、針で表皮を貫き、麻酔薬を皮内に入れて膨疹をつくる。そして陰圧をかけながら逆血が無いことを確認しつつゆっくりと針を進め、麻酔薬を注入する。その後、針を表皮ぎりぎりまで抜いて、また角度を変えて掌側部位に同じように麻酔薬を注入、その後また針をギリギリまで抜いて背側にも同じように注入する。こうすることで刺入口は1箇所ながら広範囲に麻酔をかけることが出来る。(下の図のようなイメージ)

それが終わったら同じ手順を反対側からも繰り返す。もっと近位に創部がある場合は、中手骨の中間部に同様のブロックを行う。麻酔が浸潤するのに5分程度かかる。

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画像参考:http://slideplayer.com/slide/9041959/

 

また追記します。