つねぴーblog@内科専攻医

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PTGBDの適応

PTGBD(胆嚢ドレナージ)の適応は?

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イラスト参照:https://plaza.rakuten.co.jp/thm/342935/g710/

 

 

中等症以上の急性胆嚢炎では原則手術により胆嚢摘出を行うが、手術が行えない場合はPTGBDなどの胆嚢ドレナージの適応となる。

手術が行えない場合とは以下の場合。

・高齢者、合併症などで手術ハイリスク患者

・施設の事情で早期手術不可

・患者の手術希望なし

 PTGBDは手術に比べて安全性が高く、なお治療による死亡率低下が大きいので有用な治療法として推奨されている。

 

軽症胆嚢炎では基本的に絶食、抗菌薬治療で経過を見て、待機的に早期胆嚢摘出術を行う。が、上記の理由などで手術ができず、抗菌薬治療で12−24時間たっても治療に反応しない場合はドレナージの適応となる。

 

 

ちなみに、急性胆嚢炎の重症度分類は以下の通り

参照:TG13新基準掲載‐ 急性胆管炎・胆嚢炎診療ガイドライン 2013

【重症例】以下の臓器障害の1つ以上を合併する場合は重症

・心血管系(昇圧剤を必要とする低血圧)

・意識障害

・呼吸障害(P/F比<300)

・腎機能障害(乏尿あるいはCr>2mg/dl)

・血液系(血小板<10万/μL)

・肝臓(INR>1.5)

【中等症】

以下の1つ以上を満たす場合は中等症

・白血球18000/mm3以上

・右上腹部に圧痛を伴なう腫瘤あり

・72時間以上を超える症状

・著明な局所の炎症所見(気腫性胆嚢炎、壊疽性胆嚢炎、化膿性胆嚢炎、肝膿瘍、単純性腹膜炎)

【軽症】

重症、中等症の基準を満たさない場合