つねぴーblog@内科専門医

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移転しました。

市中肺炎の退院基準(by IDSA)

市中肺炎の退院基準

 

市中肺炎とは…

一般社会生活を送っている人に見られる肺炎であり、普通の社会生活を営んでいる健康人に多い(高齢者や何らかの基礎疾患を有している人々も当然かかりうる)。入院中の患者に合併する院内肺炎と対をなす概念である。

 

 一般的な市中肺炎では抗菌薬治療を終了した時点で退院させることが可能。従来健康であったものであれば、点滴治療を早めに内服薬に切り替えて早期退院させることもある。尚、2003年のIDSA(米国感染症学会)ガイドラインによれば次の6項目のうち2つ以上を満たす場合は退院できないとしている。

・体温>37.8度

・脈拍>100回

・呼吸数>24回

・収縮期血圧<90mmHg

・SaO2<90%

・経口摂取不能