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とある研修医の雑記帳

東京から大阪の医学部へ亡命して研修医になった人のブログ。勉強のまとめ、思いつきの考察、ちょっとした雑学などなど。アウトプットが趣味です。

思考制止と思考途絶の違い

思考制止(思考抑制)と思考途絶は似た言葉であるが、医学的には異なる概念である

 

思考制止とは

考えの浮かぶスピードが遅くなり、思考が先に進まなくなる状態である。うつ病などの気分障害によく見られ、「努力しても考えが浮かんでこない」と患者は訴える。しかし、統合失調症のように話の飛躍があったりすることはない。正しく思考することはできるが、そのスピードが極端に遅い。

 

思考途絶とは

思考の流れが突然遮断される状態。統合失調症に多く見られる状態である。典型的なエピソードとしては「診察室で話していたかと思ったら突然黙りこみ、またしばらくしてから話し始める」など。また考えていたのに途中で遮断されることから患者は「考えを誰かに抜き取られてしまった」と訴えることもある(=考想奪取)