とある研修医の雑記帳

東京から大阪の医学部へ亡命して研修医になった人のブログ。勉強のまとめ、思いつきの考察、ちょっとした雑学などなど。アウトプットが趣味です。

排臨と発露の違い

排臨と発露の違いについて簡単にまとめました。

 

■排臨・発露が見られるのは分娩第2期

子宮口が全開大してから胎児が娩出されるまでの時期を分娩第2期と呼ぶ。

(ちなみに分娩第1期は分娩開始から子宮口が全開大するまでの時期。分娩第3期は胎児娩出後から胎盤が娩出されるまでの時期のことである。)

 

分娩第2期では発作が長く周期の短い娩出期陣痛が始まり、児頭が大きく下降する。この時に胎児の第1回旋、第2回旋も起こる。児頭が下に降りてくると骨盤神経叢が強く刺激され、腹圧が上昇して陣痛は更に強くなっていく(=共圧陣痛)。

 

やがて児頭が陣痛によって見えるようになるが、陣痛が収まると児頭は産道抵抗により再び膣内に後退して見えなくなる。このように児頭が見えたり見えなかったりする状態を排臨と呼ぶ。しかし、更に児頭が下に降りてくると陣痛がない時でも常に児頭が見えるようになり、この状態を発露と呼ぶ。発露の状態では児頭に押されて肛門は大きく開かれる。