つねぴーblog

アウトプットが趣味です。医学以外の事も投稿するやもしれません。名前は紆余曲折を経てつねぴーblogに戻りました

グリセリン浣腸と高圧浣腸の違い

グリセリン浣腸とは便秘患者に対してグリセリンを肛門から入れることにより排便を促す浣腸。グリセリンは浸透圧が高いので直腸内に入ったグリセリンは腸管外から水を引っ張ってきて便を柔らかくする効果がある。すると、直腸内圧が高まり内肛門括約筋が弛緩し、排便に至る。

 

一方、高圧浣腸とは点滴と同じ原理で薬剤を入れた容器を高所(1m程の高さ)につり下げ、水圧を使って大量の薬剤を注入する方式。グリセリン浣腸では30mlや60mlなどの少量の薬剤を入れるのに対して、高圧浣腸では1000mlほどの大量の薬液を投入する。

薬液の量による結腸の到達部位は150mlでS状結腸、500mlで下行結腸、1,000mlで横行結腸と言われており、グリセリン浣腸では届かない場所まで薬液を到達させることが出来る。例えば小児の腸重積の治療においては高圧浣腸は用いられる。1mほどの高さから造影剤ガストログラフィンと生理食塩水を混合させた薬液を1000〜1500ml程度注入し、圧力により腸重積の解除を試みる。