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とある研修医の雑記帳

東京から大阪の医学部へ亡命して研修医になった人のブログ。勉強のまとめ、思いつきの考察、ちょっとした雑学などなど。アウトプットが趣味です。

COPDで呼気が延長するのは何故か

COPD(慢性閉塞性肺疾患)とは喫煙や有毒物質の吸引などにより肺に慢性的な刺激が加わり、気道の狭窄・肺胞の気腫性変化などが引き起こされる症候群のことである(COPDは病態であり固有の病気の名前ではない)。 

末梢気道に炎症性細胞が浸潤し、慢性的な反応が起こることにより気道壁の肥厚が起こり、気道が狭窄してしまう(=閉塞性障害)。

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http://murata-clinic-houjukai.jp/naiyou/HOT/より

 肺の閉塞性障害というのは何らかの原因により気道が閉塞して気流が制限された状態である。空気が入るのも出るのも難しくなりそうであるが、吸うときは胸郭が広がるので空気は入りやすい。一方で空気を吐き出すときは狭くなっている気道から吐き出さないといけないのですべて吐き出すまでに時間がかかる(=呼気延長)。呼気時間が6秒以上が”閉塞性障害”の診断の基準となっている。