つねぴーblog

元とある研修医の雑記帳。アウトプットが趣味です。医学以外の事も投稿するやもしれません。

金星の日面通過についてツラツラと

今週の水曜日である6月6日、ついに金星の日面通過を迎えます。

金星とはご存知の通り太陽系惑星で内側から2番目の星ですね。(太陽から水金地火木土天海冥・・・の順ですよね
そして金星の日面通過とは、太陽と金星と地球とが一直線に並ぶことによって起こる現象なのです。地球は太陽の周りを1年365日かけて回っていますが、金星は公転周期が224日(つまり一年が224日)で地球よりも短い周期で太陽の周りをぐるぐるしています。

ですから金星と地球とが並ぶのは金星の公転が地球においつく時なのです。それが所謂会合周期という物なのですが、地球と金星では583日(およそ1年7ヶ月)と知られています。ですから583日に一度は金星は地球のそばまで来ているのです。このことを内合と呼んだりします。

しかし金星が内合の状態になっても通常は地球と金星と太陽は一列に並びません。なぜなら金星の公転軌道は地球の軌道と3.4度ズレているからです。ですから金星の日面通過がおこるには2つの惑星の軌道平面が交わるところで、金星が内合とならなければならないのです。イメージしてもらえばわかるかと思いますが、太陽を中心に考えて、地球と金星の公転軌道を3.4度ずらして描いてみると当然2点の交わる点ができますよね。その場所に地球が到達するのは6月7日頃とその半年後の12月9日頃であることが知られています。その日にたまたま金星が地球と太陽の間に来ていると晴れて太陽面通過になります。
金星日面通過のレア度がわかっていただけたでしょうか。今回を逃すと次回は2117年12月11日だそうです・・・!

因みに余談ですが会合周期の1年7ヶ月jの間で前半の9ヶ月半は日の出より早く金星が東の空に上るため「明けの明星」と呼ばれています。またその逆に、金星が地球からみて太陽の逆側まで言って折り返してくるときは日没よりも遅く金星が西の空に沈むため、宵の明星と呼ばれます。金星は太陽、月に次いで明るく見えることから古くから神話、宗教、文化等々、人々に大きな影響を与えて来たのではないでしょうか。

因みに、金星と同じく地球の内側を回っている惑星に水星がありますが、水星は金星よりももっと早く太陽の周りを回っているので頻繁に水星太陽面通過が起きるようです。今世紀の間でも14回起こるとか・・・。とはいえ、水星は地球からみるとちっちゃく見えるので金星の日面通過ほどのインパクトは無いのかもしれませんね^^;;