◯意識障害
(患者の両手を顔の上に挙上して突然離す!本物の意識障害なら勢い良く落ちる)
瞳孔径の左右差が1mm以上あれば頭蓋内病変示唆。脳出血や梗塞評価目的に頭部CT必須。
高カリウム血症などの心電図でわかる意識障害もある
(アルコール血中濃度200mg/dl以上で傾眠など。200mg/dl以下で意識障害あれば別の原因を考えなければならない)
(点滴をしまくれば早く覚醒するというのは誤解)
(脳梗塞患者であれば血圧は上がる。収縮期180mmHg以上だと陽性尤度比26とかなり疑わしい。逆に130以下だと否定的。)
慢性腎不全で意識障害が出るのはeGFRが10以下程度まで低下していて透析が必要な状態の時。慢性腎不全による高K、高Mg、アシドーシスも関与する。
(羽ばたき振戦は肝性脳症以外にも低Na血症や低酸素血症などでも見られる)
(高アンモニア血症の肝性脳症に対する感度37.5%,特異度66.7%と参考程度。が、著しく高ければやはり怪しい)
*肝性脳症と尿毒症の違い
低血糖患者にブドウ糖とVitB1を投与しなければならない理由
低血糖だけでなく高血糖でも意識障害をきたします。迅速血糖測定は必須
(外傷編)
急性硬膜外血腫は凸レンズ:意識清明期があって後に意識障害進行することがある
急性硬膜下血腫は三日月:脳実質から出血すること多い死亡率高い