つねぴーblog@内科専攻医

アウトプットが趣味です。医学以外の事も投稿するやもしれません。名前は紆余曲折を経てつねぴーblogに戻りました

無症候性ASO患者への対応

✅無症候性ASO患者への対応

 

症状が何もないにも関わらず、スクリーニング検査などでABI<0.9もしくはその他画像検査で下肢動脈の狭窄が指摘できた場合は無症候性ASOと考える。

 

なぜ、症状がないのか?

①体を動かさなくて虚血症状が出にくい場合

②下肢筋肉のエネルギー効率が良く虚血になりにくい。

無症候性ASOの予後は良い。予防的な下肢観血的治療の正当性は無い。

観血的治療は基本的に薬物療法・運動療法を行っっても日常生活の妨げになる症状が改善しない場合に検討する。

 

しかし、ABI<0.9の場合は脳心血管イベント発症リスクが高くなると言われており、生命予後は非常に悪く、ABI値は生命予後のバイオマーカーとも言われる。

ABI0.9〜1.0であっても、1.1-1.2の間の患者と比べて生命予後は明らかに悪い。

特にABI0.9以下の患者はPolyvascular diseaseと考えて包括的に介入する必要がある。