つねぴーblog@内科専門医

アウトプットが趣味です。医学以外の事も投稿するやもしれません。名前は紆余曲折を経てつねぴーblogに戻りました

移転しました。

乳剤性基剤と水溶性基剤の違い

外用薬の基剤はその性質により乳剤性基剤と水溶性基剤とにわけられる。

 

乳剤性基剤とは創面に水分を付加するもの。

(例:ゲーベンクリーム、オルセノン軟膏)

 

水溶性基剤とは吸収性が高く、創面の浸出液を吸収するもの。

(例:アクトシン軟膏、カデックス軟膏)

 

創面の状態を見てこれらの基剤を使い分ける。例えば褥瘡で浸出液が多量に出ている時は浸出液を吸収する水溶性基剤を用いるし、褥瘡の黒色期などで乾燥してしまっている場合は乳剤性基剤により水分を与えて軟化、融解を図る。