CTにおける気管支壁肥厚の定義と原因
CTにおいて気管支壁肥厚の定義
正常な気管支壁はペンで書いたように厚いが、様々な原因で肥厚しうる(ex,気管支炎、喘息、結核、癌性リンパ管症、気管支拡張症、びまん性汎細気管支炎など)。
とある教科書によれば肥厚の定義としては気管支の壁の厚さが外径の1/5以上とされているが、毎回計測して計算するのも現実的ではない。とある放射線科指導医は末梢1/3の領域で気管支が見えたらフィーリングで肥厚と判断しているとのこと。正常な気管支であれば薄くて末梢1/3の領域では確認できないはずだからである。
【気管支壁肥厚の一例】
画像参照:http://minkara.carview.co.jp/userid/884793/blog/m201409/
びまん性汎細気管支炎。気管支壁肥厚に加えて気管支拡張が見られる。