CTにおける肺嚢胞と肺気腫の違い
肺嚢胞とは空気の入った袋。肺胞と違い純粋に空気だけが入っているのでレントゲンやCTでは黒く見える。袋を構成する壁がレントゲン、CTでは白く見えるた。膿疱病変の原因としてはブラ、ブレブ、嚢胞状気管支拡張症などがある。
肺気腫とは終末気管支より末梢の気腔が異常に拡張し、肺胞構造が壊れる状態。肺胞がなくなり空気含有量が増えるのでレントゲン、CTで黒く見える。肺胞の間にある肺胞壁もCTで解像不可能なほど薄くなる。
CTでのポイントは…
肺嚢胞は黒い領域を白い線で覆われている。
肺気腫は黒い領域が白い線で覆われていない。
【肺嚢胞の一例】
http://www.dokkyomed.ac.jp/dep-k/ped_surg/T_bcyst.html
【肺嚢胞の一例その2】
【肺気腫の一例】
https://allabout.co.jp/gm/gc/299253/
【肺気腫の一例その2】