イソジンとアルコール消毒、どっちが有能?
イソジンとアルコール消毒、どっちが有能?
消毒の際に用いられるイソジンとアルコールであるがどちらのほうがより殺菌能力は強いのであろうか。どこを消毒するかや医療機関によってどちらを選択するかは様々であろうが、どちらがより殺菌能力があるかを調べた論文がある。
1、2%クロルヘキシジン(アルコール)は10%ポビドンヨード(イソジン)に比べて中心静脈カテーテル感染の発生率を有意に低下
→4143人の中心静脈カテーテル挿入した4143人を比較した所、アルコール消毒をしている人のほうがカテ感染リスクが49%も低いことがわかったとのこと。
2,2%クロルヘキシジン(アルコール)は10%ポビドンヨード(イソジン)に比べて血液培養におけるコンタミ発生率が低い
→2146人の血液培養をしたら108人でコンタミネーションがおきてしまった。内訳をみるとアルコール消毒では3.2%、イソジン消毒では6.9%のコンタミ率であった。アルコール消毒のほうがコンタミ率は有意に低い。
が、アルコール>イソジンということを絶対的に言うことはできない。濃度も大事。